「新型コロナ対策」としてのBCP ~事業継続計画~(計画力編) | 介護リーダー育成のエキスパート 社会人基礎力研修|日本キャリアート

「新型コロナ対策」としてのBCP ~事業継続計画~(計画力編)

2020年7月14日

■ごあいさつ

新型コロナウイルス感染の第二波への懸念される中、「令和2年7月豪雨」が西日本を中心に猛威をふるうという大きな試練が続いています。

しかも、再び高齢者施設にて多大な被害が発生するなど、リスク対策の難しさを再認識させられます。

そこで、今回はBCP(事業継続計画)について、ご一緒に考えていきましょう。

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■本日の主な内容

1.注目されるBCP(事業継続計画)
2.BCP作成に頼れる味方
3.おわりに
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1.改めて改めて注目されるBCP(事業継続計画)
最近、新聞でもBCP(Business Continuity Plan)に関連した記事を目にする機会が増えてきました。また、先日は研修会社からの依頼により、新型ウイルスへの対応を想定した「BCP作成研修」に登壇して参りました。

リスク管理として、➀リスクに敏感に気づく「リスクセンス」、➁リスクが発生した場合の影響を予測する「リスクシナリオ」、➂リスクについて情報を共有する「リスクコミュニケーション」が大切になることは、他のリスク管理と同じです。

しかし、特にBCPは事業に与える影響が大きいリスクへの対策ですから、事前の計画作成はたいへん重要です。にもかかわらず現状は「まだBCPが定められていない」「自然災害向けに作成したので、新型コロナは想定していない」という現状も否めません。

まずは、一般的なBCPのポイントを再確認しておきましょう。

(1)優先業務の洗い出し
(2)目標復旧レベルの設定
(3)目標復旧時間の設定
(4)必要資源の確保(人と物、組織内部と外部)

しかし、今回のような感染症の場合は自然災害向けとは異なるため、見直しが必要になってきます。特にスタッフや利用者など人が受ける影響が大きいこと、自然災害と比較して影響が長期間に及ぶこと、などへの対応が必要になります。

「まだ今は、計画を考えている段階ではない」「目の前の危機を乗り切ることで精いっぱい」というお気持ちもあると思います。しかし、BCPの重要性を痛感している今だからこそ、定めておかなければいけない項目を実感できている今だからこそ、感染症を想定したBCPの準備を始めておいた方がよいのではないでしょうか。

 

2.BCP作成に頼れる味方
とはいえ、いきなりBCPを策定しようとしても「どこから手をつけてよいのやら」ということはありませんか。実は、こんな時に頼りになるサイトがあるんです。

今回「BCP作成研修」に登壇するにあたり、改めていろいろ調べてみたところ、新型コロナウイルスによるパンデミックを予想したようなBCP参考資料がすでに公開されていることに驚きました。行政機関より、数年前からこっそり?公開されていたんです。

今のままでは、せっかくの宝が持ち腐れです。ぜひ、下記サイトを参考にあなたの施設・事務所のBCPを作成してみてください。どちらも素晴らしい資料です。公的資料ですから、無料で利用できます。

【参考サイト】
(1)社会福祉施設・事業所における新型インフルエンザ等発生時の「業務継続ガイドライン」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000108618.pdf

(2)新型インフルエンザ対策のための中所企業BCP(事業継続計画)策定指針(中小企業庁)
https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/influenza/download/bcpshingatainful_all.pdf

 

3.おわりに
今回は、現在の環境をふまえ「計画力編」としてBCP(事業継続計画)について取り上げました。次回は「創造力編」として、あなたの職場に潜んでいる課題について、有効な解決策を思いつくための「アイデア・発想の出し方」をご一緒にみていきましょう。ここは、業務改善に取り組む方が一番苦労されるステップです。

では、新型コロナウイルスや豪雨などに、どうぞお気をつけください。

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