社会人基礎力とは?

社会人基礎力とは?


「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年から提唱しています。企業や若者を取り巻く環境変化により、「基礎学力」「専門知識」に加え、それらをうまく活用していくための「社会人基礎力」を意識的に育成していくことが今まで以上に重要となってきています。

-経済産業省ホームページより引用-

社会人基礎力が制定されるまで

国は、経済産業省を中心に有識者を集めて議論を重ね、成果を「社会人基礎力に関する研究会-中間とりまとめ-」として発表しています。
とりまとめは経済産業省ですが、民間からも日立製作所、リンクアンドモチベーション、ソニー、トヨタ自動車、イオンなどの人事担当者が参加し、官と民が力を合わせて取りまとめたものです。

中間とりまとめ「職場や地域社会から求められる能力」から

「社会人基礎力は、様々な仕事に積極的に取り組む上で共通の基盤となる能力」

「社会人基礎力が、パソコンでいえば『OS』に相当する。知識や理論派『アプリケーション』であり、それを動かすためのOSとして社会人基礎力を高めていくことこそが今後は必要」
「社会人基礎力は、人が40歳代、50歳代になっても、それぞれの年齢や仕事の内容に応じて必要となる能力」
「若い社員を指導し、能力を引き出す役割を持つミドルマネジャーなどの管理職世代にも社会人基礎力に関心を持ってもらうことが必要」

  • 「社会人基礎力」は、スポーツに例えれば「走り込み」や「筋力トレーニング」のようなものではないでしょうか。そういえば、一流なアスリートほど、「基礎トレーニング」を大切にしていますね。
  • 若手の指導を通して、リーダー自身の「社会人基礎力」を高めることもできます。

「人生100年時代の社会人基礎力」概要

(1)3つの能力/12の能力要素


4.12の能力要素について

(2)12の能力要素について

12の能力要素の詳細については、次の通りです。

前に踏み出す力
(アクション) ←「定着率100%」の基盤となる能力/能力要素
能力要素 内容
①主体性 物事に進んで取り組む力
例)指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけて積極的に取り組む。
②働きかけ力 他人に働きかけ巻き込む力
例)「やろうじゃないか」と呼びかけ、目的に向かって周囲の人々を動かしていく。
③実行力 目的を設定し確実に行動する力
例)言われたことをやるだけでなく自ら目標を設定し、失敗を恐れず行動に移し、粘り強く取り組む。
考え抜く力
(シンキング) ←「生産性20%UP」を約束する能力/能力要素
能力要素 内容
④課題発見力 現状を分析し目的や課題を明らかにする力
例)目標に向かって、自ら「ここに問題があり、解決が必要だ」と提案する。
⑤計画力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
例)課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし、「その中で最善のものは何か」を検討し、それに向けた準備をする。
⑥創造力 新しい価値を生み出す力
例)既存の発想にとらわれず、課題に対して新しい解決方法を考える。
チームで働く力
(チームワーク) ←「チームケアの充実」を実現する能力/能力要素
能力要素 内容
⑦発信力 自分の意見をわかりやすく伝える力
例)自分の意見をわかりやすく整理した上で、相手に理解してもらうように的確に伝える。
⑧傾聴力 相手の意見を丁寧に聴く力
例)相手の話しやすい環境をつくり、適切なタイミングで質問するなど相手の意見を引き出す。
⑨柔軟性 意見の違いや立場の違いを理解する力
例)自分のルールややり方に固執するのではなく、相手の意見や立場を尊重し理解する。
⑩情況把握力 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
例)チームで仕事をするとき、自分がどのような役割を果たすべきかを理解する。
⑪規律性 社会のルールや人との約束を守る力
例)個々の職業倫理に照らし、自らの発言や行動を適切に律する。
⑫ストレスコントロール力 ストレスの発生源に対応する力
例)ストレスを感じることがあっても、成長の機会だとポジティブに捉えて肩の力を抜いて対応する。

参考:「社会人基礎力に関する研究会」中間取りまとめの詳細はコチラ

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