国民栄誉賞を支えた「素振り」

2014年5月5日

長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の国民栄誉賞授賞式

2013年5月5日東京ドームにて、長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の国民栄誉賞授賞式が行われました。続いて始球式では、長嶋氏がバッターボックスに立ち、松井氏がピッチャー、原監督がキャッチャー、そして審判に安部総理と、まさにドラマのワンシーンを見るようでした。ゴールデンウィークの最中ということもあり、テレビでご覧になったという方も多かったのではないでしょうか。私も特にジャイアンツファンというわけではありませんが、背番号「3」と「55」の授賞式は、感動しながら拝見いたしました。

さて、みなさんはどのようなことが印象に残ったでしょうか。私はスポーツから教訓を得ることが好きな性分ゆえ、「素振り」の大切さに感銘を受けました。そういえばニューヨークでの松井氏の引退記者会見でも、「野球人生で一番思い出のシーン」として「長嶋監督と二人で素振りをした時間」をあげられていました。二人のスターを支えたのが「素振り」、二人をつないでいたのも「素振り」だったのですね。

両氏とも現役時代には「素振り」を重視し、毎日納得ががいくまで繰り返したそうです。擦り減った畳の跡や、当時握手をした方が目にした手のマメが、その苛酷さを物語っていました。メジャーリーグに移籍し不調に陥った松井氏を、長嶋氏が国際電話を通して「素振り」の高温で短い「ピュッ」という空気を切り裂く音を聴きながら指導したことは有名な話です。

一流選手を支えていた素振り

あれほどの一流選手でも、それを支えていたのは「素振り、素振り、また素振り」という「基礎トレーニング」だったのですね。長嶋氏は、こうも紹介されています。「実は素振りは技術的な面よりも心を磨き、精神を鍛える面が大きい」と。これは、ぜひ私たちの日常生活やビジネスにも生かしたいことです。

ビジネス分野における「素振り」。「社会人基礎力」がそれに近いのではないでしょうか。3つの能力「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を強化し、納得いくまで続けることこそが、いろいろな活躍へとつながる第一歩だと思います。私もこれから、より「社会人基礎力」「起業人基礎力」(社会人基礎力に準拠した起業家版)の強化に取組み、全国の「ゴジラの卵」を応援していきたいと思います。長嶋氏、松井氏、このたびは受賞おめでとうございました。今後の更なるご活躍を期待申し上げます。(文責:古木)

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