iPS能力③「働き方の見直し」

2014年10月1日

「ホワイトカラーエグゼンプション」という聞き慣れない言葉を耳にする機会が増えたことにお気づきでしょうか。

これは「ホワイトカラー労働時間規制適用免除制度」と呼ばれる制度で、事務職や専門職に対して労働時間を自主的に設定できる裁量性を認めようという動きですが、世間からは「残業時間ゼロ」と指摘を受けて賛否両論分かれるところとなっています。また、地方公務員法が見直され、年功序列的なイメージが強かった公務員にも評価制度が導入されることとなりました。このように、従来の働き方に対して大きな見直しをする動きが目立っています。

生産年齢人口が減少する中、採用した「ヒト」をいかに育成するかが、組織の競争力を左右する

私が登壇する研修でも、これからのキャリアについて考える「キャリアデザイン研修」、時間を有効活用するための「タイムマネジメント研修」、人事評価制度を的確に運用するための「評価者研修」などが増えています。組織が持つ資産として、以前は「ヒト・モノ・カネ」と言われました。最近はそれに「情報・時間」が追加されるケースもあります。そこで、これらの資産を眺めてみますと、「モノ・カネ・時間」には限りがあります。「情報」取捨選択が求められますが、入手は困難ではありません。そうした中、一番「伸びしろ」が大きいのは「ヒト」だということに気づき始めたようです。生産年齢人口が減少する中、採用した「ヒト」をいかに育成するかが、組織の競争力を左右するという意識が高まっていることを感じます。これからは「人材育成研修」を実施し、「評価者研修」にて発揮された能力や業績を的確に評価し、面談を通してモチベーションを高めていく組織がよい業績をあげていくでしょう。

そのような中、「働き方」の基本である「社会人基礎力」がより注目されてくると思います。

この3つの能力・12の能力要素は、専門力と違い人事異動しても持ち運びができる「一生モノ」の力なのです。海外では「ポータブルスキル」と呼ばれている所以です。学生や新人向けと差別化して、中堅社員向けとして新たに「社会人基礎力 アドバンス」が誕生するかもしれません。

「働き方の見直し」にはどのような「iPS能力」が有効なのでしょうか。

まわりから指示されて動くのではなく自分から率先して動く「主体性(物事に進んで取り組む力)」、多様性を受け容れる「柔軟性(意見の違いや立場の違いを理解する力)」、働き方が変われば何かと増えるストレスに対して「ストレスコントロール力(成長の機会だとポジティブに捉えて対応する力)」などではないでしょうか。今こそ「iPS能力=社会人基礎力」を強化し、「働き方の見直し」の時代を乗り切る時です、全面的に応援していきます。

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