育成のための「評価基準」~計画力編~

2015年7月6日

さて、今回は2つ目の能力「考え抜く力」の中から「計画力」を取り上げていきたいと思います。

「計画力」(12の能力要素から)

【内容】(「中間とりまとめ」より)
課題の解決に向けた複数のプロセスを明らかにし準備する力

【例】(「中間とりまとめ」より)
課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし、「その中で最善のものは何か」を検討し、それに向けた準備をする。

【着眼点】(「社基塾」オリジナル)
①プロセスの明確化
発見した課題に対して優先順位づけし、現状分析、目標設定、原因究明、対策検討へと課題解決に向けた複数のプロセスを明確化している。

②最善策の検討
いきなり対策検討・即実行するのではなく、複数の対策を検討したうえで、客観的な基準にもとづき最善の対策を選定している。

③スケジュール管理
対策を実行するうえで必要な作業項目、適性/スキルをふまえた担当者、所要時間/日数、最終期限などをもとにスケジュールを作成・共有している。

さあ、あなた自身の各着眼点のポイントは、何点でしたか。
あなたが育成すべき対象者に対しては、何点と評価しましたか。
「計画力」に対する3つの着眼点の合計ポイントは何点でしたか。
【活用ストーリー】
育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、育成対象者Eさんとの面談にのぞんでいました。
Eさんの自己評価をきいてみると、次の通りでした。

①プロセスの明確化 : 3ポイント
②最善策の検討   : 3ポイント
③スケジュール管理 : 2ポイント

一方、育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、次のように評価していました。

①プロセスの明確化 : 3ポイント
②最善策の検討   : 3ポイント
③スケジュール管理 : 2ポイント

社基リーダー
「残念ながら、計画力についてはEさんの評価も私の評価もあまり高くはなかったね。でも元気を出してくださいね、その分まだ伸び代が大きいということですからね。」
Eさん
「喜んでいかいいのか悲しむべきなのかよくわかりませんが、とりあえずありがとうございます。いつも計画通りにいかないのが悩みなんです。」

社基リーダー
「着眼点にもとづいて何ができていないのか、一緒に考えてみましょう。」
Eさん
「スケジュール管理のところの、必要な作業項目の洗い出しと所要時間の見積もりが原因じゃないかと思うんです。実際にやってみると後からいろいろな作業が出てきたり、想定していた以上に時間がかかったりすることがよくあるんですよ。」

社基リーダー
「それじゃあ、計画通りに進まないのも無理はないかも。」
Eさん
「リーダー、どうしたらいいんでしょうか、何かアドバイスはありませんか。」

社基リーダー
「そうだなあ、必要な作業項目については、体系的に洗い出してみたらどうだろうか。まずは大項目、続いて中項目、そして小項目と。こうして全体を見てみると、モレに気づくんじゃないかな。」
Eさん
「なるほど、ピラミットやツリーのようなイメージですね。」

社基リーダー
「所要時間の見積もりについては、個人ワークもスケジュール化してみるっていうのはどうだろう。会議とか訪問とか、相手がいる仕事ってスケジュール帳に書き込むよね。でも自分だけの個人ワークって、スケジュール帳に書き込まなかったりしない?時間管理の達人は、個人ワークもスケジュール帳に記入しているよ。そうすることによって、所要時間を見積もるスキルを高めていくんだね。」
Eさん
「そうですね、見込みより長くかかったり短くて済んだり、そんな経験を積みながら正確な所要時間を見積もれるようにしていくってことですね。」

Eさんは、いつも計画倒れに終わってしまう原因がつかめたようでした。さっそく個人ワークもスケジュール帳に書き込み始めました。(文責:古木)

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