育成のための「評価基準」~規律性編~

2015年8月24日

さて今回は、「チームで働く力」の5つ目の能力要素「規律性」を取り上げていきたいと思います。

【内容】(「中間とりまとめ」より)
社会のルールや人との約束を守る力

【例】(「中間とりまとめ」より)
個々の職業倫理に照らし、自らの発言や行動を適切に律する。

【着眼点】(「社基塾」オリジナル)

①ビジネスマナー
みだしなみ(ビジネスに相応しい)、あいさつ(たとえ相手が返さなくとも)、言葉づかい(敬語など)、時間厳守、接遇、電話応対など、基本的ビジネスマナーを身につけている。

②報告・連絡・相談
報告(特に中間報告、問題なし報告、悪い報告など)、連絡、相談(勝手に判断しない、一人で抱え込まないなど)を常に心がけている。

③コンプライアンス
明文化された法令はもちろんのこと、社会規範、組織内規程、チーム内ルールなどを遵守している。

さあ、あなた自身の各着眼点のポイントは、何点でしたか。
あなたが育成すべき対象者に対しては、何点と評価しましたか。
「規律性」に対する3つの着眼点の合計ポイントは何点でしたか。
【活用ストーリー】
育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、育成対象者Kさん(入社2年目)との面談にのぞんでいました。
Kさんの自己評価をきいてみると、次の通りでした。

①ビジネスマナー  : 4ポイント
②報告・連絡・相談 : 4ポイント
③コンプライアンス : 4ポイント

一方、育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、次のように評価していました。

①ビジネスマナー  : 4ポイント
②報告・連絡・相談 : 3ポイント
③コンプライアンス : 4ポイント

社基リーダー
「Kさんも入社2年目を迎えて、ビジネスマナーやコンプライアンスも身についてきたようだね。」
Kさん
「そうですね、やっぱり1年目は仕事を覚えることで精いっぱいでしたが、2年目からは少し余裕を持つことができました。」

社基リーダー
「そうだね、あと課題をあげるとすれば、ホウレンソウかな?」
Kさん
「自分ではできているつもりなんですが・・・。」

社基リーダー
「ビジネスの基本のうち、マネジメントサイクルPDCAとホウレンソウは、できているようで実はできていないんだよ。それぞれ奥が深いんだ。先輩社員でも、完璧にできている人は、ほんのわずかだよ。だからって、安心してもらっちゃ困るけどね。」
Kさん
「具体的には、どういう点を気をつければいいんでしょうか。」

社基リーダー
「私が気にしてるのは「相談」かな。まわりは本人が思っている以上に、今何やっているのかな、問題は抱えていないかなって、気にしているものなんだよ。そんな時に相談してくれると、こちらも安心できるんだ。」
Kさん
「へ~え、そうなんですか。みなさん忙しそうだから、つい相談しそびれてしまうですよね。」

社基リーダー
「そこだよ、相談しない理由の第1位は『上司や先輩社員が忙しそう』なんだ。確かに忙しい時に声をかけられるとムッとすることもあるけど、それはタイミングを見計らって声をかけることだね。『今、お時間よろしいですか』って感じでね。それから、何を相談したいのかを明確にしてから相談するってこと。それと、自分なりの意見・考えを持って相談するってことも大切だね。『どうしましょうか』と相談されても、こちらも困っちゃうからね。」
Kさん
「いろいろと奥が深いんですね。ホウレンソウなんて呼ぶんで、なめてかかっていましたよ。」

入社2年目をむかえ、報告・連絡・相談の奥深さに気づかされたのKさんでした。(文責:古木)

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