育成のための「評価基準」~創造力編~

2015年7月15日

今回は2つ目の能力「考え抜く力」の中から「創造力」を取り上げていきたいと思います。

「創造力」(12の能力要素から)

【内容】(「中間とりまとめ」より)
新しい価値を生み出す力

【例】(「中間とりまとめ」より)
既存の発想にとらわれず、課題に対して新しい解決方法を考える。

【着眼点】(「社基塾」オリジナル)
①成功事例の活用
他組織の成功事例に関する情報を徹底的に収集・分析し、自組織における課題解決の参考にしている。

②発想法やフレームワークの活用
既存の発想に捉われず、発想法(ブレーンストーミングなど)やフレームワーク(ロジックツリーなど)を活用して、常に新しい解決方法を考えている。

③考え抜く姿勢
解決すべき課題のことを常に頭の片隅に置き、日常のすき間時間を活用して、繰り返し繰り返し考えている。

さあ、あなた自身の各着眼点のポイントは、何点でしたか。
あなたが育成すべき対象者に対しては、何点と評価しましたか。
「創造力」に対する3つの着眼点の合計ポイントは何点でしたか。
【活用ストーリー】
育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、育成対象者Fさんとの面談にのぞんでいました。
Fさんの自己評価をきいてみると、次の通りでした。

①成功事例の活用        : 4ポイント
②発想法やフレームワークの活用 : 3ポイント
③考え抜く姿勢         : 2ポイント

一方、育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、次のように評価していました。

①成功事例の活用        : 4ポイント
②発想法やフレームワークの活用 : 3ポイント
③考え抜く姿勢         : 2ポイント

社基リーダー
「考え抜く姿勢に課題があると感じているようだね。」
Fさん
「ええ、結論を急ぎ過ぎて、十分に考えず失敗してしまうことが多いんです。“脳ミソに汗をかけ!”なんて言いますが、どうやって汗をかけって言うんでしょうかね?」

社基リーダー
「コツは、回数じゃないかな。ちょっとしたすき間時間って、だれにもあるよね。」
Fさん
「ええ、朝電車に乗っているとき、休憩時間、お風呂に入っているときとか・・・。」

社基リーダー
「そんな時、どうしてるかな?」
Fさん
「だいたいスマホを操作しているか、ぼ~っとしてるか・・・。あまり意識したことないでねえ。」

社基リーダー
「そんなすき間時間に考えるってことなんじゃないかな。すき間時間に繰り返し考えることによって、その間の考えていない間も脳は働いているってことが脳科学的に証明されているんだって。脳は、パソコンのようにはスイッチオフできないのかな。」
Fさん
「え~っ、そんなにいつも考えていたらノイローゼなっちゃいますよ。」

社基リーダー
「私も最初はそう思ったけど、結果はまったく逆だったんだ。マラソンをイメージしてごらん。マラソン選手と一般の人が42.195Km走ったら、どちらが早いかな、どちらが疲れているかな?」
Fさん
「それは、マラソン選手の方が早いに決まっているし、疲れも少ないでしょ。」

社基リーダー
「そうだよね、なぜかな?マラソン選手は日頃から練習で筋肉を鍛えているから、早くて疲れも少ないんだね。脳もいっしょだと思うんだ。日頃から考える習慣を身につけて脳を鍛えておけば、疲れないし、よく働くんだよ。」
Fさん
「へえ~、初めて知りました。」

社基リーダー
「Fさんにもこれからは考える仕事を増やしてもらわなければ困るから、この考え抜くスキルを身につけておくといいよ。深く、広く、早く考えられるようになるから。」
Fさん
「そうか、仕事が早い人って、このスキルを使っていたのか。席に着いたらすぐにアウトプットを始めるからすごいって思っていたけど、な~んだすき間時間に繰り返し考えていただけなんですね。」

Fさんは、今まで苦手だった創造力を高めるコツをつかんだようでした。(文責:古木)

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