育成のための「評価基準」~ストレスコントロール力編~

2015年8月31日

さて今回は、いよいよ最後12番目の「ストレスコントロール力」を取り上げていきたいと思います。

【内容】(「中間とりまとめ」より)
ストレスの発生源に対応する力

【例】(「中間とりまとめ」より)
ストレスを感じることがあっても、成長の機会だとポジティブに捉えて肩の力を抜いて対応する。

【着眼点】(「社基塾」オリジナル)

①ストレス発散
情動的ストレスに対してはリラックス、身体的ストレスに対してはエクササイズなど、自分なりのストレス発散方法を身につけている。

②ポジティブ思考
物事にはポジティブとネガティブの二面性があるが、常にポジティブな側面から捉え、自分やチームにとってプラスになるような思考・行動へつなげている。

③ストレス対処能力(SOC)
置かれている状況が把握できる感覚「わかる感」(把握可能感)、なんとかなると思える感覚「できる感」(処理可能感)、目の前のことに意味・やりがいを見出せる感覚「やるぞ感」(有意味感)を備えている。

さあ、あなた自身の各着眼点のポイントは、何点でしたか。
あなたが育成すべき対象者に対しては、何点と評価しましたか。
「ストレスコントロール力」に対する3つの着眼点の合計ポイントは何点でしたか。
【活用ストーリー】
育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、育成対象者Lさんとの面談にのぞんでいました。
Lさんの自己評価をきいてみると、次の通りでした。

①ストレス発散       : 4ポイント
②ポジティブ思考      : 4ポイント
③ストレス対処能力(SOC) : 3ポイント

一方、育成リーダーである社基 力(やしろもと つとむ)リーダーは、次のように評価していました。

①ストレス発散       : 4ポイント
②ポジティブ思考      : 4ポイント
③ストレス対処能力(SOC) : 3ポイント

社基リーダー
「評価結果は、だいたい同じみたいだね。」
Lさん
「そうですね。でも今回、自己評価しながら思ったんですけど、ストレス対処能力って、あまり聞かない言葉ですよね。」

社基リーダー
「そうだね、でも場合によっては、命を左右するほど大切な考え方なんだよ。もともとは、第二次世界大戦の時に、ドイツのナチスに強制収容された人を調査したところから判明したんだ。収容所という同じ境遇にありながら、短く命を終えてしまう人と、長く生き続ける人いたんだ。その理由を探るために調査したところ、長く生き続けた人に共通して見られ、短く命を終えた人に見られなかった傾向、このストレス対処能力なんだ。」
Lさん
「へ~え、知らなかったけど、そのような客観的な調査にもとづいた考え方なんですね。」

社基リーダー
「そう、ユダヤ系アメリカ人の健康社会学者アーロン・アストノフスキー博士が提案し『SOC(Sence of Coherence)首尾一感覚』と呼ばれている考え方なんだ。」
Lさん
「ちょっと難しそうだけど、確かに言えてる気がします。ストレスをためない人って、なんとなく状況をつかんで、勝手になんとななるなんて思っていて、どんなことにもやりがいを見出すようなところありますよね。」

社基リーダー
「そうなんだ。“根拠のない自信”とか“鈍感力”とか“ケセラセラ”なんて言葉とも、関係あるかも知れないね。」
Lさん
「なんとなくわかってきました、なんとかできそうな気がしてきました、ぜひやってみたいと思います。」

社基リーダー
「そう、そのわかる感、できる感、やるぞ感こそが、ストレス対処能力的な考え方なんだよ!」(文責:古木)

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