新聞の活用 ~デジタルからアナログへ~(課題発見力)

2010年6月1日

研修の中で、「毎日、新聞を読んでいますか?」とお尋ねすることがあります。すると、最近の若者の場合、半分くらいの方からは手があがりません。その多くの理由は、「インターネットで見てます」とのことです。

確かにインターネットや最近話題の電子書籍は、たいへん優れています。新聞のように朝夕刊まで待つ必要はありませんし、動画つきというスグレモノも現れました。しかし、ここに大きな落とし穴が隠されています。読者に伝わる情報を5W1H的に見てみますと、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(何をした)」においては、確かにインターネットに軍配が上がります。しかし、「Why(なぜ)」「How(どのように)」については、どうでしょうか。論評などの意見記事も読み、じっくり考えながら読む、このようなことができるのは、やはり新聞です。
しかも、「課題発見力」など「考え抜く力」を強化するためには、この「Why」「How」的な考え方がたいへん重要な役割を果たします。「When」「Where」「Who」「What」は、その出来事固有の情報ですから、その場限りです。一方、「Why」「How」は、自分の身のまわりに類似した課題を探し、原因につて考え、対策を検討するうえで、たいへん役に立ちます。「なぜ起きたのか」「どのように起きたのか」などを意識しながら記事を読むことにより、自然に「課題発見力」「創造力」が強化されます。テレビ欄・スポーツ欄以外で、1日最低30分は、おつき合い願いたいところです。

2日ものの研修の場合、2日目の朝に新聞を持ち寄っていただき、気になった記事についてチームごとに話し合っていただくことがあります。受講者のみなさんからは、「こんなにじっくり新聞を読んだのは初めて」とか「これからは毎日新聞を読む習慣を身につけたい」との声が聞かれます。

朝刊一部百数十円と、缶ジュース1本分程度で手に入る新聞。きっと、あなたの「脳」を潤してくれることでしょう。(文責:古木)

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