新人定着に向けた「守りの一手」

2019年9月16日

「全国寄り道旅日記」の古木です。
本日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました。

さて本日は前回に引き続き、先日登壇した新人向け研修についてご紹介したいと思います。
前回は、新人定着に向けた「攻めの一手」として、自組織の「経営理念」と自分の「強味・持ち味」などをふまえた「個人目標」の設定の仕方についてご紹介しました。

今回は、新人も感じるストレスへの対処法についてご紹介します。

社会人になり半年も経過すると、そろそろ職場の人間関係や仕事量の増加などからストレスが溜まってくる時期です。

そこで、ストレスが発生する仕組みをNIOSH(米国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルを使って、職場のストレスから疾病(うつ病など)に至る全体像を確認していきました。ここでモデルを紹介することは困難なので、ぜひ「職業性ストレスモデル」で検索してみてください。

そのうえで、次の3つの演習に取り組んでいきました。

まず一つ目は、自分がついしてしまう「後ろ向きなとらえ方」を「前向きなとらえ方」にとらえ直すことです。

例えば、上司に叱られたとします。それを「上司からの信頼を失った、もうダメだ」と感じるか「上司は熱心に指導してくれた」「よし、見返してやるぞ」と捉えるかで、ストレスは格段の差になります。

自分がついしてしまう「後ろ向きなとらえ方」を書き出し、他メンバーから「こんな捉え方もできるんじゃない?」と別の視点を提供していただきました。「そういう見方もあるのか!」という気づきが、至るところで生まれていました。

続いて、「聴くこと(傾聴力)」の大切さを実感していただきました。

まわりに元気がない同僚がいたら話を聴いてあげる、もし自分が悩みを抱えたら相談するなど、お互いに支え合う方法に気づいてもらうためです。ふたりペアになっていただき、お互いの「不安・悩み・課題」について話していただき、聴く側は「うなずき・あいづち・繰り返し・アイコンタクト・共感・途中で遮らない」など、聴くスキルを使って聴いていただきました。

みなさん「聴く」ことの「効果」と「難しさ」を実感されていました。

最後に、「ストレス反応」が感じられた時の解消方法を共有していだたきました。

例えば「イライラする・眠れない・お酒の量が増える」などへの対処法です。思いっきり寝るとか、通勤途中の車の中で好きな曲を大声で歌うとか、悲しい映画を見て思いっきり泣くなど、みなさんなりの工夫が出ました。

「新人も苦労しているな」と驚くとともに、「このまま放置したら辞めてしまうかも」という危機感も感じました。

今年はバスケットボールやラグビーのワールドカップがありますし、来年はいよいよ東京オリンピックが行われるなど、スポーツイベントが目白押しです。

このスポーツにおいて、強いチームに共通する特徴は「守りが固い」です。ストレス対策はスポーツに例えれば「守り」だと思います。強い組織、強い職場を作っていくためには、守りであるストレス対策を強化していく必要があると改めて実感しました。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

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