台風19号から得た教訓(その1)

2019年10月15日

「全国寄り道旅日記」の古木です。

このたびはの令和元年台風19号により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く安全と安心が確保されますことを、心よりお祈り申し上げます。

さて、実は台風が来る数日前に、東北地方の医療/福祉施設にて「リスクマネジメント研修」に登壇していました。

台風に関するニュースを聞くたびに、改めて「リスクマネジメント」の必要性を実感しました。

その研修会場は、さすが医療/福祉施設だけあってヒヤリハットの発表用模造紙が10枚くらいズラリと掲示されていました。

それぞれの模造紙には、現場で発生したヒヤリハットとその原因や対策がまとめられていました。帽子(ハット)を被ったかわいいヒアリのイラストが印象的でした。(本物のヒアリは怖いですが…)

「リスクマネジメント」の理想は「書面による管理」だと思います。リスクや対策がリーダーや担当者の「頭の中にある」だけではなく、書面に見える化・可視化されていることが求められます。

しかし、私が今まで伺った多くの施設では、残念ながら書面による管理はできていません。その理由の多くは、どのように書面化すればよいのかわからないためだと思います。

リスクを書面管理する場合に記載すべき事項は、次の通りです。

1.職場に職場に潜むリスクの洗い出し
2.洗い出したリスクごとの評価結果
 (可能性:高・中・低、影響:大・中・小)
3.リスクごとの発生予防策
 (発生前に可能性を低減)
4.リスクごとの発生時対応策
 (発生した後に影響を低減)

これをエクセルにまとめるだけです。研修の中で作成していただくと、みなさん立派なものを作成されます。

これを作成しておくだけで、リスク管理の徹底、リスクセンスの維持、ヒヤリハット時などの対策の見直しなど、大きな効果が期待できます。

この資料は、間違いなくあなたの職場における「リスクマネジメントの拠り所」となります。

これを作成する場合のポイントは、欲張っていきなり数多くのリスクを対象としないことです。まずは3つでよいと思います。このシートを「リスク管理表」と呼んでいますが、まずは書面化してみましょう。

その後、リスクを追加したり、対策を練り上げたりしていけば、よいのです。

地球温暖化の影響などから、これからも勢力が強い台風の発生が予想されます。「台風19号から得た教訓」として、ぜひ自部門の「リスク管理表」を作成してみてください。

幸いにも、今回研修で伺った医療/福祉施設は、被災を免れたことことで安心いたしました。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

このページの先頭へ戻る