台風19号から得た教訓(その2)

2019年10月28日

「全国寄り道旅日記」の古木です。
このたびもお立ちお寄りいただき、感謝です。

今日は前回に引き続き、台風など自然災害への対応について考えてみたいと思います。

リスクマネジメント研修は、私が登壇する研修メニューの中でも回数が多いテーマです。先週は、謝罪会見研修をやってきました。例の「このたびは誠に申しわけございませんでした(お辞儀)」という、よくテレビで目にするシーンに向けた実践的な演習です。

そのようなリスク管理の中でも、今回の台風をきっかけに強く感じたことは「BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)」の重要性や見直し・再確認の必要性でした。「BCP(事業継続計画)」の主な内容は、次の通りです。

➀重要業務の絞り込み
➁目標復旧レベルの設定
➂目標復旧時間の設定
➃必要な資源の確保
 
非常事態のもと、すべてのサービス提供は不可能です。まずは、どのような状況であれ止められないサービス・業務を絞り込みます。

たとえ重要な業務とはいえ、非常事態下においてフルサービスを提供することは困難です。そこで、次に最低限復旧すべきレベルを設定します。

また、その復旧レベルを非常事態発生後すぐに達成することは困難です。ついては、いつまでに復旧させるか目標復旧時間を設定します。

最後に、ここが一番大切なことですが、絞り込んだ重要業務を目標復旧レベルまで目標復旧時間内に復旧させるために「必要な資源」を洗い出し確保します。資源には、人的な資源(ひと)や物的な資源(もの)があります。また、組織内部の資源や委託先・仕入れ先など外部の資源もあります。これらの確保に目途をつけておくことなんですね。

こうして見てみると、「うちのBCPは大丈夫」と自信を持って言えるでしょうか。何事も完璧な準備は無理だとしても、少しでも影響や問われる責任を減らしたいものです。

ぜひこの機会に、自組織BCP制定内容の確認や、職員への周知を見直してみませんか。新たに制定したい方、大幅に見直しをしたいという方は、ネットから「あいちBCPモデル」を参照されることをお勧めします。たいへんわかりやすく説明してくれています。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

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