「社会人基礎力」を土台とした「つながり」その1(「中間とりまとめ」)

2015年4月23日

さて、今回は「中間とりまとめ」のⅢ章「社会人基礎力を土台としたつながり」について見ていき、現場に立つ者として感想を述べてみたいと思います。

ここでは、ふたつの「つながり」について述べられています。

ひとつめは、「企業」と「若者」のつながりです。 企業は「優秀な人材を採用したい」と言いながら、どのような能力を持った若者を採用したいのか、明確にはなっていません。少なくとも、若者には伝わっていません。(経済産業省による新卒採用調査にて「採用基準が明確ではない(学生)」が61% )

私自身、採用担当者を対象とした研修でも「いかに優秀な人材を見抜くか」により関心が寄せられているように感じられます。何を持って「優秀」とするかを明確にし、若者に伝える必要があると思うのですが・・・。

一方、若者も「自分の強み」を明確に伝えきれていないように感じられます。就職活動のノウハウ本を参考にした「エントリーシートの書き方」「面接の受け方」に関心が寄せられているように感じられます。自分の強みは何で、どのような場面でそれを発揮し、どんな成果を得たかがポイントになると思うのですが・・・。

この両者の「つながり」の役割を果たすのが「社会人基礎力」というわけです。

企業は「求める人材像」を「3つの能力」「12の能力要素」にそって明確化します。(経済産業省による若手社員に求められている能力調査では「主体性」「実行力」「創造力」「発信力」重視)また、若者も「自分の強み」を各能力・能力要素にそって明確化します。そうすることによって「多様な人材の確保」や「採用のミスマッチの防止」にもつながると考えられます。

もうひとつは、個人に焦点を当てた「就職・採用段階」から「入社後の段階」への「つながり」となっていますが、こちらは次回にご紹介していきたいと思います。 (文責:古木)

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