「上杉謙信公家訓十六ケ条」に学ぶ

2016年3月24日

研修登壇のため富山県に出張した帰りに、戦国武将の上杉謙信が居城とした春日山城に立ち寄ってきました。

歩くことは嫌いではないので山城の頂上まで登って、越後の日本海やアルプスを見おろす謙信公の気分を味わってきました。
その中で最も印象に残ったのは、謙信公のお墓がある林泉寺にて説明を受けた「上杉謙信公家訓十六ケ条」です。平日の昼間だったため訪れる人影もまばらで、担当の方が懇切丁寧に説明してくれました。

長くなりますが、全条を引用してみたいと思います。

一、心に物なき時は心広く体 泰(やすらか)なり
一、心に我儘なき時は愛敬失わず
一、心に欲なき時は義理を行う
一、心に私なき時は疑うことなし

一、心に驕りなき時は人を教う
一、心に誤りなき時は人を畏れず
一、心に邪見なき時は人を育つる
一、心に貪りなき時は人に諂(へつら)うことなし

一、心に怒りなき時は言葉和らかなり
一、心に堪忍ある時は事を調う
一、心に曇りなき時は心静かなり
一、心に勇みある時は悔やむことなし

一、心賤しからざる時は願い好まず
一、心に孝行ある時は忠節厚し
一、心に自慢なき時は人の善を知り
一、心に迷いなき時は人を咎めず

最近、アドラー心理学として「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」などが売れていたり、「アンガーマネジメント」として「イライラ」関連の本も注目されたりしているようです。 しかし、この「上杉謙信公家訓十六ケ条」こそ「日本流アンガーマネジメント」なのかもしれませんね。

ご自身にとって気になった条文を選び、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は次のような条文を心にとめ、これからの志としていきます。
一、心に私なき時は疑うことなし  ⇒疑うときには、心に私心はないか
一、心に勇みある時は悔やむことなし  ⇒悔やむときは、心に勇気は足りているか

ところで、「社会人基礎力」もアンガーマネジメントとして有効だなんて、知ってました?
「イライラ」しない強い自己を確立する「主体性」、「イライラ」の原因を解決する「課題発見力」、「イライラ」をも受け容れてしまう「柔軟性」などなど。
ぜひ、あなたやまわりの方々の「イライラ」の解消に「社会人基礎力」の育成・強化をお役立てください。
(文責:古木)

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