「足に靴を合わせる教育」を - 介護リーダー育成のエキスパート 社会人基礎力研修|日本キャリアート

「足に靴を合わせる教育」を

2025年8月9日

 各種記録を更新するような暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私は、先々週は秋田、先週は北海道、そして今週は大阪と、相変わらず全国を巡業しております。
出張先ではその土地の企業ミュージアムを訪ね、創業者の理念に触れることを心がけています。今回の大阪では、公文公(とおる)記念館(大阪府豊中市)を訪ねました。

公文式から学んだ教育の本
 小学生の頃に「KUMON(くもん)」を受けられた方もいらっしゃるかと思います。その創業者である公文公(とおる)氏の旧宅を改装した記念館にて、公文会長の書斎や原典教材の展示、公文式の歩み、世界展開の歴史などを研究所員の方から詳しく説明を受けました。

「自学自習」「自ら学ぶ力」「ちょうどの学習」「100点から始める」「一人ひとりの可能性」「指導者の大切さ」
これらの理念を通して、公文式教育法の神髄に触れることができました。

強く印象に残った言葉
 一番印象に残ったのは、廊下に掲げられていた次の言葉です。

 「足に靴を合わせる教育」

 これは、一人ひとりに合った学びを提供することの大切さを示しています。
ともすると現在の教育や研修は「靴に足を合わせる教育」つまり枠組みに受講者を当てはめてしまう傾向が強いのではないでしょうか。私自身も大いに反省させられました。

今後への活かし方
 私が登壇する研修は社会人が対象ですが「人を育てる」という本質は公文学習と共通しています。これからは「研修に人を合わせる」のではなく「人に研修を合わせる」 という視点を忘れずに取り組んでいこうと心に誓いました。

【公文公記念館】
https://www.kumon.ne.jp/toru/museum/

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