2010年05月16日 - 介護リーダー育成のエキスパート 社会人基礎力研修|日本キャリアート

2010年05月16日

2010年5月16日

1回あたりの時間はわずかであっても、習慣としてコツコツと「粘り強く取り組む」ことは、大きな成果につながります。場合によっては、「第一の天性」に勝るとも劣らないほどの力を発揮します。

研修の中で、このような質問をすることがあります。「1日30分あることを習慣づけし、それを1年間続けたら合計時間は何日分くらいになるでしょうか?」しばらく計算した後に「1週間強くらいでしょうか」と自信なさげな声があがります。(時々「1ケ月です!」などと、こちらの意図をくみ取りすぎた回答もありますが) どうでしょうか、後からこの1週間強の時間を確保できるでしょうか、仕事もせずに夜も眠らずに。しかも、これが1日60分の習慣であれば半月分となり、それを2年続けたら合計1ケ月分の時間に相当するわけです。

習慣の重要性について認識していただいた頃を見計らって、次の質問をします。「では、これほど重要な習慣を利用して、みなさんはどのようなことに取り組んでいるでしょうか?」すると、たちまちに納得顔から困惑や苦笑いの表情に一変します。ちなみに私の習慣は、毎日1時間以上日本経済新聞を読むことです。かれこれ24年以上になりますから、合計しますと1年間分以上の時間となりましょうか。(自分でも驚き、再計算してしまいました)

先日の研修では「習慣を始めても、いつも続かないんです」と相談を受けました。続けて実行するコツは、①内容が自分にとって魅力的であること(または、実行後に、その内容の中に魅力を見出すこと) ②毎日決められた時間に実行すること ③外部に宣言して、やらざるをえない立場に自分を追い込むこと などでしょうか。さあ、これからどんな習慣を始めましょうか。(文責:古木)

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